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【土木辞典】
補強土壁工法の早見表

土木技術者向けの早見表です。

補強土壁工法の早見表

表 補強土壁の種類とその特徴

分類 補強材 壁面工 特徴 留意点
帯鋼補強土壁 帯状鋼材 コンクリートパネル (分割型)  帯状補強材(リブ付き、平滑)の摩擦抵抗による引抜き抵抗力で土留め効果を発揮させる。  盛土材としては摩擦力が十分にとれる砂質土系の土質材料を選定する。必要がある。細粒分を多く含む土質材料については摩擦力を発揮させるための土質安定処理や粒度調整などの処理が必要である。 補強材として鋼製補強材を用いるため腐食対策が必要である。
アンカー補強土壁 アンカープレート付鉄筋 コンクリートパネル (分割型)  アンカー補強材の支圧抵抗による引抜き抵抗力で土留め効果を発揮させる。  盛土材としては支圧抵抗力を発揮できる砂質土系や礫質土系の土質材料を選定する必要がある。細粒分を含む土質材料においても必要な支圧力の発揮の有無を検討して用いることができる。 補強材として鋼製の補強材を用いるため腐食対策が必要である。
ジオテキスタイル補強土壁 ジオテキスタイル コンクリートパネル(分割型)、 コンクリートブロック、 場所打ちコンクリート、 鋼製枠  ジオテキスタイルの摩擦抵抗による引抜き抵抗力で 土留め効果を発揮させる。面状の補強材のため摩擦抵抗力が発揮しやすく、補強材長が短めにできる。 緑化対策として、ジオテキスタイルをのり面で巻き込むタイプも使用されている。  角張った粗粒材を多く含む盛土材の場合は、補強材を損傷する可能性があり、対策が必要である。補強材は多くの種類がある。 補強土壁の変形抑制のために剛性の高いジオテキスタイル(ジオグリッドなど)が適する。クリープ特性や高温環境など補強材の引張り強度への影響などについて設計の配慮が必要である。
「技術士講座」

参考文献

>道路技術者支援ブログ

道路技術者支援ブログ

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