◎本記事を読むべき対象者
- 今後の道の駅を端的に理解したい人
- 技術士二次試験建設部門道路分野の受験者
技術士試験の延期日程が9/21(月)・22(火)に決まりました。約2ヶ月程度のため、受験生は追い込んでいきたいところです。そこで、道路技術者のわたしが、建設部門道路分野の予想問題とそれに対する模範解答を作成しました。道路部門受験者は必見の内容です。
※以前の記事の改良版です。【技術士二次試験】建設部門道路Ⅱ-1想定問題「道の駅の第3ステージ」
◎予想問題
「道の駅」の第3ステージについて、概要と具体的な取組を記述せよ。
◎模範解答(改)
(1)概要
これまでの休憩、情報発信、地域連携の機能に加え、地域創生を更に加速させるために、道の駅の新たなコンセプトとして「道の駅第3ステージ」が掲げられた。
第1ステージのコンセプトは「通過する道路利用者のサービス提供の場」、第2ステージは「道の駅自体が目的地」、そして第3ステージは「地域創生・観光を促進させる拠点へ」および「ネットワーク化で活力ある地域デザインへの貢献」とした。2025年までのコンセプト達成が目標である。
(2)具体的な取組
①観光機能の強化
外国人に向けたインバウンド観光拠点を目指す。そのため、多言語対応や地域の文化体験などの受入れ環境を充実させる。
また、多様な交通手段と地域、観光施設情報などがまとめて提供される「観光Maas」を導入する。
②防災機能強化
広域的な防災機能を担うため、ハード・ソフト対策を強化した「防災道の駅」を導入する。
③その他の機能強化
子育て支援施設の併設や、高齢者の生活の足を確保するための自動運転サービスのターミナルになるなど、全世代が活躍できる場を提供する。
学習支援のために、本記事について、音声起こしをしました。スキマ時間の活用として、作業をしながら、倍速かつリピート再生でお聞きください。
◎参考文献
「道の駅」 第3ステージ– 国土交通省
【技術士二次試験】建設部門道路Ⅱ-1想定問題「道の駅の第3ステージ」