◎本記事を読むべき対象者
- ドライバー
- 技術士二次試験建設部門道路分野の受験者
道路技術者の私が、高速道路のナンバリングについて紹介します。自動車を運転する人は必見です。また、技術士試験道路部門の受験者は抑えておくべきキーワードです。
◎高速道路のナンバリングとは
高速道路ネットワークにおいて、路線名と路線番号で”ナンバリング”することによって、訪日外国人を含む道路利用者に分かりやすく、道案内することを指します。
◎対象路線
以下の路線が対象路線(掲載画像の青線)となっております。
- 高規格幹線道路網(高速自動車国道および一般国道自動車専用道路)
- 高規格幹線道路網を補完して地域の高速道路ネットワークを形成する路線
- 高規格幹線道路網から主要な空港・港湾、観光地へのアクセスとなる高速道路ネットワークを形成する路線
◎ナンバリングのルール
ナンバリングのルールは以下の通り設定されており、端的で分かりやすくなっております。
Ⅰ.数字は原則2桁以内(既存国道番号は活用)
Ⅱ.同一起終点など、機能が似ている路線はグループ化
Ⅲ.道路種別や機能を以下のアルファベットで表現
- 高速道路(Expressway)は路線番号の頭に”E”を付与
- グループ化路線は路線番号末に”A”を付与
- 環状道路は路線番号頭に”C”を付与
○具体例
- 東名高速道路:E1(並行路線は国道1号)
- 新東名高速道路:E1A(東名のグループ化路線)
◎案内イメージ
実際に、画像のようなイメージの道路案内標識が設置されております。
https://www.mlit.go.jp/road/sign/numbering/about/index.html
◎最後に
路線名がナンバリングされたことで、以前より案内標識がわかりやすくなりました。特に、日本語を読めない人にとっても端的でわかりやすいと思います。
ぜひ、高速道路の案内標識を意識してみてみてください。路線名がナンバリングされていることを確認できます。
それでは~
※本記事は国交省のHPをもとに作成しております。https://www.mlit.go.jp/road/sign/numbering/about/index.html