【解答案】令和3年度技術士二次試験
建設部門道路Ⅱ-1-2
「特定車両停留施設」

本記事を読むべき対象者

本記事では、先日に実施された令和3年度技術士二次試験について、建設部門選択科目(道路)の出題問題Ⅱー1ー2「特定車両停留施設」の解答案を記述します

2021年版 技術士第二次試験 建設部門 最新キーワード100 [ 西村 隆司 ]

R3選択科目(道路)Ⅱー1ー

令和2年5月に創設された、特定車両停留施設の概要を述べよ。また、それにより期待される効果を説明せよ。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7921_8.pdf

2021年版 技術士第二次試験 建設部門 最新キーワード100 [ 西村 隆司 ]

解答例

1.特定車両停留施設の概要

交通混雑の緩和や物流の円滑化のため、バス・タクシー・トラック等に事業者専用の停留施設が道路附属物として新たに位置づけされた。この施設を特定車両停留施設という。

新たに特定車両場所、旅客用場所、その他設備の構造基準が策定される。

2.期待される効果

①民間事業者の参入

特定車両停留施設はコンセッション制度を導入した施設運営であるため、収入が多様化され、民間事業者の参入が容易となる。

②旅客の利便性向上

交通結節点の高度化のための構造として、鉄道・その他公共交通機関と特定車両停留施設との円滑な乗り継ぎが確保されるため、旅客の利便性が向上される。

③災害対応の向上

災害発生時に、特定車両停留施設が周辺施設と連携・機能分担を行うため、帰宅困難者に対して一時的な受け入れ対応ができる。

また、滞留した旅客に対して、近隣の避難所や公共交通機関の運行情報などを提供することで、災害時にも交通結節点の機能を確保することができる。

以上

参考文献

特定車両停留施設の技術基準 – 国土交通省

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