目次
本記事を読むべき対象者
- 技術士二次試験建設部門道路分野の受験者
道路技術者のわたしが、建設部門道路分野の予想問題とそれに対する模範解答を作成しました。道路部門受験者は必見の内容です。
今回はⅡ−1−2で出題されそうな「バスタプロジェクト」について作成しました。
2021年版 技術士第二次試験 建設部門 合格指南 [ 日経コンストラクション ]予想問題
バスタプロジェクトの概要について説明せよ。また、バスタプロジェクトの計画・事業・管理段階における留意点を述べよ。
2021年版 技術士第二次試験 建設部門 合格指南 [ 日経コンストラクション ]
模範解答
(1)概要
バスタプロジェクトは、次世代モビリティも見据えた集約型公共交通ターミナルを官民連携により整備する取組である。モビリティネットワークのトータルマネジメントを行い、国土強靭化や地方創生などの観点を加えつつ交通拠点を中心とした未来志向のまちづくりを目指す。
そして、道路交通ネットワーク上の立地特性に応じて、①マルチモードバスタ、②ハイウェイバスタ、③地域のバスタに分類される。
(2)留意点
①計画段階の留意点
収益性の高い施設・事業については民間資金の活用も検討しつつ、官民連携による管理運営の可能性を検討する。
② 事業化段階(設計・施工)の留意点
まちづくりの一環として施設整備を行い、民間事業者による提案を積極的に採用し、質の高い空間づくりを行う。
③管理運営段階(管理・運営)の留意点
データ等を活用しつつ災害時に的確に対応できるよう、平常時から情報提供の高度化や訓練等、交通マネジメントの取組を行う。
以上