◎本記事を読むべき対象者
- 標識を見たことのある方
- 技術士二次試験建設部門道路分野の受験者
5/21に、新型コロナウイルス感染症の影響により、技術士試験延期が発表されました。まだ時期が未定でモチベーションコントロールが非常に難しいです。9/21(月)・22(火)に決まりました。
そこで、道路技術者のわたしが、建設部門道路分野の予想問題(Ⅱ-1)の模範解答を整理しました。道路部門受験者は必見の内容です。
◎予想問題
道路標識設置基準の改正について記述せよ。
◎模範解答
〇背景
高速道路ナンバリングなどを対象とし、前回改正以降の標識令、道路構造令改正を踏まえた対応が必要である。また、訪日外国人観光客について2030年に6000万人の達成を目指しており、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた標識改善の取組を全国に反映している状況である。
〇改正内容
①標識令・道路構造令にあわせた改正
標識令の図柄、寸法及び色彩に則り、画像表示用装置に表示できるようにする。
また、重要物流道路においては、標示板の標準設置高さ5.0mを確保する。
②設置計画及び取組方針による効果的な案内の実現
重点整備区域・対象路線を定めた設置計画・取組方針を策定する。また、英語表記に国土地理院や観光庁のガイドラインを考慮する。
③歩行者用案内の充実
地図標識の設置対象箇所について、高齢者・身体障害者等の移動円滑化に必要な施設等に加え、交通結節点や観光地周辺を追加する。また、施設管理者や自治体の看板等や案内標識が過度に重複しないように案内を集約する。
④「道の駅」案内標識の設置可能範囲拡大
高速道路本線からの「道の駅」の案内について、有料区間も対象に拡大する。
学習支援のために、本記事について、音声起こしをしました。スキマ時間の活用として、作業をしながら、倍速かつリピート再生でお聞きください。
◎参考文献
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001312809.pdf
「道路標識設置基準」の改正– 国土交通省