【技術士予想問題】
「自動運転」
二次試験建設部門道路Ⅱ-1

◎本記事を読むべき対象者

  • 自動運転を端的に理解したい人
  • 技術士二次試験建設部門道路分野の受験者

技術士試験の延期日程が9/21(月)・22(火)に決まりました。約2ヶ月程度のため、受験生は追い込んでいきたいところです。そこで、道路技術者のわたしが、建設部門道路分野の予想問題とそれに対する模範解答を作成しました。道路部門受験者は必見の内容です。

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◎予想問題

自動運転について、その概要、期待される効果および今後の課題について記述せよ。

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◎模範解答

(ⅰ)概要

 自動運転は5段階のレベルに区分され、レベル2まではドライバーによる監視、レベル3以上はシステムによる監視に大別される。そして、レベル5で完全な自動運転となる。

(ⅱ)自動運転により期待される効果

①生産性向上

 1人あたりの運転時間は1日で80分であり、自動運転によって空いてくるその時間を、仕事などの生産時間に割り当てることで生産性向上につながる。

②地方部での交通課題解決

 地方部における公共交通は維持が困難であり、交通弱者の移動手段の確保が課題である。そこで、自動運転車が交通弱者の新たな交通手段となり得る。

③物流の課題解決

 トラックの後続無人隊列走行や重要物流道路に自動運転車専用車線を設置することなどにより、物流のドライバー不足などの課題解決に、大きな効果が期待される。

(ⅲ)今後の課題

 自動運転に対応した新たな法整備が課題である。例えば、交通事故について、責任の所在を決定する法は必要不可欠である。

また、磁気マーカーが設置されている自動運転車専用の車線設置など、ハード整備も今後の課題である。

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学習支援のために、本記事について、音声起こしをしました。スキマ時間の活用として、作業をしながら、倍速かつリピート再生でお聞きください。

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◎参考文献

【今更聞けない】道路技術者が語る自動運転

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